2010/06/06

Esplendor Geométrico

Esplendor Geométrico "Live at SuperDeluxe Roppongi"

スペイン最強のインダストリアル・ユニット、Esplendor Geométrico来日公演!
出演:ESPLENDOR GEOMETRICO、CARRE、いちろう(ex. ゆらゆら帝国)

昨日に引き続きSuperDeluxeに行ってきました。開演時間から1時間遅れの21時ちょい過ぎに到着。EGぴったしかとおもいきやまだいちろうが演奏中でした。なんか長々とつまらないノイズを繰り返しかけて色んなテクスチャーを順番に披露する退屈な展開。そりゃ、ゆら帝も解散するわな。転換中、DJが最近新しいアルバムを発売したKonono N°1かSun RaのSleeping BeautyみたいななんかをかけながらダラダラとEGがセッティング。これといって特筆すべき楽器がひとつもない激シンプルな機材構成に勝手に心配になる。とにかく今回のライブを観て思い出したのは中学の頃に夢中だったPOTSHOTってスカパンクのバンド(笑)。以前は、楽しくなけりゃライブなんて意味ない!なんて思ってたから。POTSHOTのライブってのはとにかくHAPPYなカンジで、今日のEGを観ててお客さんがみんな本当に楽しそうだったからなんだか懐かしい気持ちになった。Justice Yeldhamもそうだけど外人のノイズ・ミュージシャンって陽気な人が多い気がする。本当に楽しくてノイズやってるんだなってのが伝わってくる。肝心のライブは、反復するリズムをSaverio EvangelistaがMacから流して、それにArturo Lanzがノイズで色づけするどれもシンプルに力技で押し切っちゃう演奏スタイル。キャラ立ちしてなけりゃ確実に退屈するハズなのに"魅せる"ことにかけては天才的でバックの映像のダサさ加減も逆に親近感が湧くから不思議(笑)。中原昌也が好きだってのもなんか納得しちゃうあのシャウトとか真似したいんだなってのが微笑ましいカンジでした(実際、好きすぎてゲストでもないのに終盤に勝手に登場してマイクに向かって「ボーイズ・アンド・ガールズ!」って叫んで嬉しそうにしてた)。やっぱノイズは現場がいちばんおもしろい。そんなことを再確認した一夜でした。

Arturo Lanz

Saverio Evangelista

Esplendor Geométrico 2010.06.04 六本木SuperDeluxe