2009/06/19

2QQ9

村上春樹の本を読むと自分と身の回りが少しだけ違って見えるようになる。それはたぶん彼の文章が、実際に目で見たことのある現実的に存在する事柄と、想像の世界を絡め合いながら進行していくからだろうと思う。文章に対して身体が共鳴あるいは共振する様な感覚が彼の文章の素晴らしいところだ。以前読んだ"海辺のカフカ"に登場する男の子がRADIOHEADの"KID A"を聴き雨が降るシーンを僕は部屋でたまたま同じ状況を味わったことがある。そのときはさすがに鳥肌が立ったし、うわーという気持ちを抑えられなかった。 ただこれを誰かに話すのはさすがに気持ち悪いだろうなと自分でも思うよそれは…しかしそれは置いといて、本を読むことによって文章とシンクロしたり、自分に無いものを得られるから僕は本を読むのが好きだ。働いてる洋書屋でもHaruki Murakamiはどれもベストセラーだから1Q84も英訳されたら沢山売れると思う。スタジオの片付けをしながらそんな事を考えてたらこんな時間になっていた。おやすみなさい BY И